お金が無くても休日の楽しみはいたるところに隠れている
毎週末の休日や長期の連休などは定期的にめぐってきます。
それはもちろんお金のない人にもめぐってくるのです。
休みの日は休息を取れればそれで充分だ。
と考えればお金が無くても問題はありません。
家の中で寝ていればそれで済みます。
しかし、「休みの日は何かしら楽しいことをしてエンジョイしたい。」
と考えた場合、お金のない人はいろいろと工夫をしなければならないのです。
それは、いかにお金をかけないで楽しむかを創意と工夫をもって考えなければならないということにほかなりません。
「そんなの何だか面倒くさい。」
と感じる人もいるかもしれませんが、実はこれこそが人生を楽しむ醍醐味と言っても過言ではないのです。
世間ではお金があれば人生楽しむことができると思っている人も多いと思いますが、必ずしもそうではありません。
お金があって楽しいのは最初だけで、次第にそのような暮らしは飽きてしまうのが人間なのです。
なのでお金の量と楽しさは比例しないことをおぼえておきましょう。
「では実際にどのように楽しんだらいいの?」
という疑問を持つ方も多いと思います。
例えば、夏季の休暇を利用して東京から大阪まで旅行したいという場合を考えてみましょう。
まずお金のある人は普通に新幹線に乗って3時間ほどで目的地に着くことでしょう。
しかし、新幹線に乗るお金のない人は各駅停車に乗ってゆっくりと一日かけて行くことになります。
さらに、各駅停車の切符も買うことのできない人は自転車に乗って何日もかけて行ってもいいかもしれません。
ここで両者を比較すると、新幹線で行った人は快適な旅をしたことでしょう。
新幹線の車内で駅弁を食べたり、アイスコーヒーなどを飲みながら眺める車窓の風景が素敵だったかもしれません。
そして、各駅停車や自転車で行った人は不便で苦労の多い旅になったかもしれません。
しかし、その不便な旅のプロセスでいろいろな人や出来事などに出会ったことでしょう。
誰もいない山道でタイヤがパンクして大変な思いをしたこともあったかもしれません。
しかし、そこで見ず知らずの人が助けてくれたり、その時頂いた一杯の冷たい麦茶の美味しさに感動した。
そんなちょっとした出来事に出会い、人のやさしさに触れることが出来たかもしれません。
こうしてみると、快適な旅も良いですが、不便な旅もいろいろな思い出ができてまんざら捨てたものではありません。
このように楽しみとは人生のいたるところに隠れているものです。
そんな楽しみ達はきっとあなた方に発掘されることを心待ちにしているはずです。
そんな楽しみを探しに出かけましょう。
それはきっと大切な心の財産になることでしょう。